ぞんびの黒歴史書【第五回】:ロケットブルー(Rav-TSP)
2009年9月30日 ゲーム コメント (3) どうも皆さんお久しぶりです。いやぁ、悪い癖がやっぱり出ちゃいまして、するする詐欺で更新サボっちゃってました。しかしながら、現実世界の知り合いに早くしろよといわれてしまったので知力と死力を振り絞って書こうと思います。今回は、かねてからリクエストがありましたロケットブルー。
さて、まずは歴史を振り返りましょう。僕がこのデッキを作ったのは時のらせん発売直後でした。正確には、神河物語がスタンダード落ちした後です。また今度詳しく書くことになるんですが、その時の僕は神河物語のカードをメインのアドバンテージエンジンにしたデッキを気に入って使ってまして、それがスタンダードの変遷により使えなくなったことによっていつもどおり新しい相棒を求めて彷徨い始めます。
それは、時のらせんデッキを求めてショップをはいかいしているときでした。知人が剥いたパックの中から一枚のカードを見つけます。まるでゴミのようにコモンの束に埋もれていたそのカード。そう、それがこのデッキのキーパーツとなるカードでした。
言うまでも無く、ミラディン、神河と経験した僕は、当たり前のように重いカードフェチとなっていました。その僕にとって、マナコストがこんなにも簡単に減るカードとの出会いは、衝撃的と言えました。メダリオンブルーなども好きなデッキの候補に入る僕は、途端にこの1マナのアーティファクトを中心としたデッキを組み始めます。
やはりまず考えたのは青との組み合わせでした。墓地に多量のカードが必要になるこのカードと、当時青のメインドローカードであったコンパル、ケアフルといったカードはまさに相性抜群といえます。マナコストが軽くなることによって、青の真髄ともいえるドローしながら対処法を構えるといった動きもスムーズに行えるようになりました。まさに、このロケットは、青のためにあるカードと言ってよかったでしょう。
しかし、ここで一つ問題が出ます。それは、ラブニカの軽量クリーチャーの性能でした。オルゾフ、ズー、シミック等といった高速ビートダウンデッキの存在は、青単コントロールをしようとするこのデッキにとってはまさに癌といえたでしょう。
ここで、僕は以前使っていたデッキ、青トロンの最終的にあーティファクトに頼るという戦術を思い出します。さらにある事実にも気が付きます。そう、U5と言うカードはロケットの効果ではUまでにしかコストが減りませんが、6と言うマナコストのカードならタダで出せるようになるんです!
たちまち発想は形になりました。まず、手札交換能力を持つため相性のいい愚鈍な自動人形。かつてペンタバスとトリスケリオンを使って場を制圧していた人間にとっては盆と正月が一緒に来たとしか思えない、トリスケラバス。そして、当時最高の特殊地形とも思えた占術の岩床で手札に加えることが出来、高いコストパフォーマンスを披露するファイレクシアの鉄足。これらのクリーチャーをコスト軽減して出すことにより、速度に対応しようとしたのです。
コレがその当時のレシピ、です、恐らく。データが散逸したため、憶測ですがw
あれ、結局鉄足抜けてますけどw
確かこんな感じだったはずです。思ったよりモッサリしてますねw 同一名カードが解りやすく4枚ずつなのはロケットの定めでしょうか。
さて、このでっきで一番注目していただきたいのは、スペルバーストの採用、及びアカデミーの廃墟とトリスケラバスの循環機構ですね。そう、この構成はあの森勝洋氏が世界選手権で勝ち抜いたトロンに搭載されていたものと同じなわけです。残念ながら青シンボルの多さからテフェリーが入っていないので、ロック性能としては劣りますが、それはその他ドローと大目のカウンターで補うことにしましょう。
やはり作り始めたときから懸念していた通り、ズー系、とくにブリキ通りの悪党には何度も煮え湯を飲まされましたが、コンセプトどおり、太陽拳、トリコロールなどのボードコントロールタイプのデッキにはかなりの勝率があったはずです。確かこれは某トミ○サンとの大戦だったのですが、相手の場に絶望の天使が2匹くらいいて死にそうな場から、トリスケラバス3体くらい出してまくった記憶もありますね。
このように、やっぱり大分好みに仕上がったデッキなんですが、これを都道府県選手権にもっていった某人が、カウンターたっぷり載った自動人形を捕縛の言葉された事件を最後に、僕も受験などで忙しくなったこともあって、使用をやめ、しばらくチューンアップなど無いままになります。
再びこのデッキを思い出したのは未来予知が出た後でした。受験なども終わり、ひと段落し、遊ぶデッキを探していた僕に、誰かがささやいたんです。
「ロケットブルー、もう使わないの?」
いやぁ、最初は使わないつもりだったんですよねw
ゆっくりしたパーミッションがどれほど戦えるか、と言うか場に対する影響力が重要そうに見えて。
しかしある昼下がり、漫然とカードリストを眺めていた僕にまたしても天啓が訪れます。マジックから遠ざかっている間に出ていた次元の混乱のとあるカードに、僕はロケットとの最高の相性を感じるのでした。
近年はあの無限ひばりのコンボパーツとして注目されていたカードですね。青いゾンビ化といえるこのカードは、自分から墓地にカードを溜め込もうとするこのデッキとの相性は見るからに抜群でした。必然的にコピーしたい生物が墓地に行き、また、自分も本来より軽く出ることが出来るのです。
そして、問題のコピーするカードですが、コレも直ぐに相棒が見つかりました。これです。
重いながらも強烈なボードコントロール能力を持つコレは、呪文を一杯プレイするこのデッキとの相性はやはり抜群でした。
以前に作ったデッキを元に、直ぐにデッキはカタチになります。
基本コンセプトは殆ど変わりませんね。ちょっと大目のカウンター、ドロー、ロケット、そして影武者。一度暴君が出た後のボードコントロール力はとにかくすさまじかったですね。ゴブリンストームでトークン10対くらい出されたのを全部さばいたこともありますw
こっそり入ってる秘境の思索は、バイバックしたかったんです。たまーに暴君とコンボしましたが、大抵弱かったですごめんなさい。むしろそれよりも暴君×2とロケット3枚で無限コンボするほうが多かったですねw
白マナは、サイドボードを見越してのタッチですね。フリゴリッドつらいんで太陽の槍、ズー相手の卑しめる裁き、その他好みのアウグスティン、ウィンドリーバーですね。アウグスティンはデッキコンセプトとも会っていて助けてもらいました。
結局、大きな大会出る機会無く環境は終わってしまったんですが、何回か持ってったFNMだと大抵全勝できた気がします。暴君戻しすぎ。
まぁ、長くなりましたが、今覚えてるこのデッキの全てです。自分ではあんまり青使ってる印象無いんですけど、恐らく青トロン、コレ、ローウィンで使ってた待ちガイルのせいで青スキーなイメージが強くなったのでしょう、残念なことです。
疲れてきたので今日はこの辺で!ちょっとレポート思い出したkら次回予告も無いよ!皆勝手に妄想してリクエストしてね!
さて、まずは歴史を振り返りましょう。僕がこのデッキを作ったのは時のらせん発売直後でした。正確には、神河物語がスタンダード落ちした後です。また今度詳しく書くことになるんですが、その時の僕は神河物語のカードをメインのアドバンテージエンジンにしたデッキを気に入って使ってまして、それがスタンダードの変遷により使えなくなったことによっていつもどおり新しい相棒を求めて彷徨い始めます。
それは、時のらせんデッキを求めてショップをはいかいしているときでした。知人が剥いたパックの中から一枚のカードを見つけます。まるでゴミのようにコモンの束に埋もれていたそのカード。そう、それがこのデッキのキーパーツとなるカードでした。
昨日の首飾り/Locket of Yesterdays (1)
アーティファクト TSP, アンコモン
あなたが唱える呪文は、それを唱えるためのコストが、あなたの墓地にあるそのカードと同じ名前のカード1枚につき(1)少なくなる。
言うまでも無く、ミラディン、神河と経験した僕は、当たり前のように重いカードフェチとなっていました。その僕にとって、マナコストがこんなにも簡単に減るカードとの出会いは、衝撃的と言えました。メダリオンブルーなども好きなデッキの候補に入る僕は、途端にこの1マナのアーティファクトを中心としたデッキを組み始めます。
やはりまず考えたのは青との組み合わせでした。墓地に多量のカードが必要になるこのカードと、当時青のメインドローカードであったコンパル、ケアフルといったカードはまさに相性抜群といえます。マナコストが軽くなることによって、青の真髄ともいえるドローしながら対処法を構えるといった動きもスムーズに行えるようになりました。まさに、このロケットは、青のためにあるカードと言ってよかったでしょう。
しかし、ここで一つ問題が出ます。それは、ラブニカの軽量クリーチャーの性能でした。オルゾフ、ズー、シミック等といった高速ビートダウンデッキの存在は、青単コントロールをしようとするこのデッキにとってはまさに癌といえたでしょう。
ここで、僕は以前使っていたデッキ、青トロンの最終的にあーティファクトに頼るという戦術を思い出します。さらにある事実にも気が付きます。そう、U5と言うカードはロケットの効果ではUまでにしかコストが減りませんが、6と言うマナコストのカードならタダで出せるようになるんです!
たちまち発想は形になりました。まず、手札交換能力を持つため相性のいい愚鈍な自動人形。かつてペンタバスとトリスケリオンを使って場を制圧していた人間にとっては盆と正月が一緒に来たとしか思えない、トリスケラバス。そして、当時最高の特殊地形とも思えた占術の岩床で手札に加えることが出来、高いコストパフォーマンスを披露するファイレクシアの鉄足。これらのクリーチャーをコスト軽減して出すことにより、速度に対応しようとしたのです。
コレがその当時のレシピ、です、恐らく。データが散逸したため、憶測ですがw
ロケットブルー(初期型
4 ルーンのほつれ/Rune Snag
4 マナ漏出/Mana Leak
4 差し戻し/Remand
4 撤廃/Repeal
4 脅迫的な研究/Compusive Research
4 入念な考慮/Careful Consideration
3 呪文の噴出/Spell Burst
4 昨日の首飾り/Locket of Yesterdays
4 愚鈍な自動人形/Mindless Automaton
4 トリスケラバス/Triskelavus
残り、雪島、アカデミーの廃墟、がんしょー、ロノムの口等計22枚の土地
あれ、結局鉄足抜けてますけどw
確かこんな感じだったはずです。思ったよりモッサリしてますねw 同一名カードが解りやすく4枚ずつなのはロケットの定めでしょうか。
さて、このでっきで一番注目していただきたいのは、スペルバーストの採用、及びアカデミーの廃墟とトリスケラバスの循環機構ですね。そう、この構成はあの森勝洋氏が世界選手権で勝ち抜いたトロンに搭載されていたものと同じなわけです。残念ながら青シンボルの多さからテフェリーが入っていないので、ロック性能としては劣りますが、それはその他ドローと大目のカウンターで補うことにしましょう。
やはり作り始めたときから懸念していた通り、ズー系、とくにブリキ通りの悪党には何度も煮え湯を飲まされましたが、コンセプトどおり、太陽拳、トリコロールなどのボードコントロールタイプのデッキにはかなりの勝率があったはずです。確かこれは某トミ○サンとの大戦だったのですが、相手の場に絶望の天使が2匹くらいいて死にそうな場から、トリスケラバス3体くらい出してまくった記憶もありますね。
このように、やっぱり大分好みに仕上がったデッキなんですが、これを都道府県選手権にもっていった某人が、カウンターたっぷり載った自動人形を捕縛の言葉された事件を最後に、僕も受験などで忙しくなったこともあって、使用をやめ、しばらくチューンアップなど無いままになります。
再びこのデッキを思い出したのは未来予知が出た後でした。受験なども終わり、ひと段落し、遊ぶデッキを探していた僕に、誰かがささやいたんです。
「ロケットブルー、もう使わないの?」
いやぁ、最初は使わないつもりだったんですよねw
ゆっくりしたパーミッションがどれほど戦えるか、と言うか場に対する影響力が重要そうに見えて。
しかしある昼下がり、漫然とカードリストを眺めていた僕にまたしても天啓が訪れます。マジックから遠ざかっている間に出ていた次元の混乱のとあるカードに、僕はロケットとの最高の相性を感じるのでした。
影武者/Body Double (4)(青)
クリーチャー — 多相の戦士(Shapeshifter) PLC, レア
あなたは、影武者がいずれかの墓地にあるいずれかのクリーチャー・カードのコピーとして戦場に出ることを選んでもよい。
0/0
Illus.Steve Prescott (35/165)
近年はあの無限ひばりのコンボパーツとして注目されていたカードですね。青いゾンビ化といえるこのカードは、自分から墓地にカードを溜め込もうとするこのデッキとの相性は見るからに抜群でした。必然的にコピーしたい生物が墓地に行き、また、自分も本来より軽く出ることが出来るのです。
そして、問題のコピーするカードですが、コレも直ぐに相棒が見つかりました。これです。
潮吹きの暴君/Tidespout Tyrant (5)(青)(青)(青)
クリーチャー — ジン(Djinn) DIS, レア
飛行
あなたが呪文をプレイするたび、パーマネント1つを対象とし、それをオーナーの手札に戻す。
5/5
Illus.Dany Orizio (34/180)
重いながらも強烈なボードコントロール能力を持つコレは、呪文を一杯プレイするこのデッキとの相性はやはり抜群でした。
以前に作ったデッキを元に、直ぐにデッキはカタチになります。
後期型ロケットブルー
4 マナ漏出/Mana Leak
4 差し戻し/Remand
4 ルーンのほつれ/ Rune Snag
4 撤廃/Repeal
4 脅迫的な研究/Compulsive Research
4 入念な考慮/Careful Consideration
4 影武者/Body Double
4 潮吹きの暴君/Tidespout Tyrant
4 昨日の首飾り/Locket of Yesterday
2 秘教の思索/Mystic Speculation
島とか、青白ギルランとか23枚
基本コンセプトは殆ど変わりませんね。ちょっと大目のカウンター、ドロー、ロケット、そして影武者。一度暴君が出た後のボードコントロール力はとにかくすさまじかったですね。ゴブリンストームでトークン10対くらい出されたのを全部さばいたこともありますw
こっそり入ってる秘境の思索は、バイバックしたかったんです。たまーに暴君とコンボしましたが、大抵弱かったですごめんなさい。むしろそれよりも暴君×2とロケット3枚で無限コンボするほうが多かったですねw
白マナは、サイドボードを見越してのタッチですね。フリゴリッドつらいんで太陽の槍、ズー相手の卑しめる裁き、その他好みのアウグスティン、ウィンドリーバーですね。アウグスティンはデッキコンセプトとも会っていて助けてもらいました。
結局、大きな大会出る機会無く環境は終わってしまったんですが、何回か持ってったFNMだと大抵全勝できた気がします。暴君戻しすぎ。
まぁ、長くなりましたが、今覚えてるこのデッキの全てです。自分ではあんまり青使ってる印象無いんですけど、恐らく青トロン、コレ、ローウィンで使ってた待ちガイルのせいで青スキーなイメージが強くなったのでしょう、残念なことです。
疲れてきたので今日はこの辺で!ちょっとレポート思い出したkら次回予告も無いよ!皆勝手に妄想してリクエストしてね!
コメント
あと、暴君で赤単をボッコにしてたよねw
正確には、ぼーくん+アウグスティンでぼこぼこにしてたと思うw
僕が見た時はまだ鉄足が入ってましたねー